2016年06月23日

大和和紀「イシュタルの娘〜小野於通伝〜」その54感想〈BE・LOVE2016-13〉

「イシュタルの娘〜小野於通伝〜」 〈伝その54 送り火〉
大和和紀(36ページ)
「BE‐LOVE(ビーラブ) 2016年7月1日号(13号)」講談社(2016年6月15日発売)

《感想》
雑誌表紙に小さいイラスト(於通)
原画展告知1ページ(カラー)。
本編モノクロ

折り込み付録は両面ポスター。「はいからさんが通る」と「イシュタルの娘」。どちらも既出のカラーイラストです。電子書籍版にもイラストが収録されています。

「はいからさんが通る」の劇場版アニメが制作されます。2017年公開予定。
劇場版「はいからさんが通る」

大和和紀さんの原画展が6月30日〜7月2日に東京の東武百貨店池袋店で開催。
13号P47から、杜野亜希さんによる大阪での原画展のコミックレポ掲載。

大和和紀画業50周年記念原画展/東武百貨店 池袋店(東京)2016年6月30日〜7月12日

大和和紀さんのイラストの暑中見舞いはがき全員プレゼント。
紙版『BE LOVE』13号(6月15日発売)または14号(7月1日発売)についている応募券を貼って応募すると、於通と幸村のイラスト入り暑中見舞いはがきが全員に送付されます。応募〆切は7月15日。
電子書籍版には応募券はついていません。

6月13日発売の『ハツキス』2016年7月号(講談社)に「透明なゆりかご」の沖田×華さんと大和和紀さんの対談が掲載されています。大和さんの娘さんが未熟児で生まれて保育器のお世話になったなど意外な話をされています。

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実在の小野お通に関する研究書『小野お通―歴史の闇から甦る桃山の華』(小椋 一葉)の表紙の絵が、お通が描いた「霊昭女」です。

千姫が嫁いだあとに秀忠夫妻が抱えたもう一つの難題とは、後水尾天皇と徳川和子の婚姻のことでしょうね。秀忠の娘・和子の入内に小野お通が介添えしています。



BE・LOVE 2016年13号7月1日号 [2016年6月15日発売] [雑誌]

【アマゾン】電子書籍版あり

★次回掲載は2016年17号(8月12日ごろ発売)。

「イシュタルの娘〜小野於通伝〜」大和和紀|BE・LOVE|講談社コミックプラス
(出版社公式ページ)
※第1話試し読み。最新話のダイジェスト。

BE・LOVE|講談社コミックプラス
雑誌公式サイト

《あらすじは続きへ》

《あらすじ》
大坂夏の陣終了。
家康を守って死んだ忠臣たちの遺体を収容する中で、幸村が家康を襲った時の馬上筒がみつかった。
幸村の馬上筒は家康の命で門外不出とされ、紀州徳川家に秘蔵されて最近まで日の目を見なかった。
幸村が英雄視されていることを家康は気にして、幸村の妻子の処分は将軍家に任された。
天下を取った徳川家康を追い詰めた真田幸村は「日本一の兵(ひのもといちのつわもの)」と称賛された。
城中で伊達政宗に声をかけられた真田信之は、弟の妻子が伊達家の家臣にかくまわれていることに感謝を述べる。
幸村の遺児たちは片倉小十郎に保護されて子孫を残した。

大坂城が落ちてから、於通は食事もせずぼんやりして、亡き信尹の幻にすがっていた。
娘の於図が部屋に食事を運んでくると、於通は楊柳観音菩薩の絵を描いていた。
母が信尹を夢に見るほど思っていたことを知り、涙する。
暗くなってから於図が外を見せると、山に「大」の字のかがり火が灯った。信尹が書いた文字をもとに灯された「大文字の送り火」を親子で見ながら互いに思いを伝えた。

駿府城の家康のところに、江戸にいる竹千代(秀忠の長男)の乳母・稲葉ふく(後の春日局)が面会に来た。秀忠夫妻が長男の竹千代を廃して、次男の国松を跡継ぎにしようとしていると訴えた。
家康は秀忠夫妻と竹千代・国松を駿府に呼び出した。家康に問いかけられてもうまく返事できない竹千代と、はきはきと話す優秀な国松。家康が二人を呼び寄せると国松が先に出た。そこで家康は長幼の序を乱すのはいけないと叱る。母に内気でグズと言われた竹千代を、自分も幼いころはお前のようだったと話しかける。
竹千代を世継ぎにすると家康が宣言する。

大坂の陣の1年後の元和2年4月17日、徳川家康が駿府城で没する。享年75歳。

於通の寝所に飯綱太夫が訪ねてきて、家康の死を知らせた。戦乱が終わり、太平の世が来た。

於通の屋敷に出雲の阿国が訪ねてきた。これからの天下の中心になる江戸に行くという。
於通は今描いている禅画「霊昭女」のモデルに阿国を使いたいと頼む。

於通のところに於図が自分で書いた書を見せに来た。母の小野通流の書を継いでいくと告げる。

江戸城で、千姫が父の秀忠に面会する。捕らえていた秀頼の幼い姫の助命を願い出た。千姫の決死の訴えと江与の口添えで、秀頼の娘とその生母は助命され出家して鎌倉東慶寺に入る。
千姫は姫路城主・本田忠刻に嫁いだ。

千姫が嫁ぎ、もう一つの難題を片づけるために、秀忠夫婦は於通を江戸に呼び寄せようとする。


《戦国時代の着物などの参考文献》
時代考証・日本文化/和服参考文献@夏貸文庫

《小野於通関連書籍》
小野於通(おののおつう/小野お通)に関する書籍

信尹の素顔と太郎姫『三藐院 近衛信尹―残された手紙から』前田多美子〈思文閣出版〉

posted by 詞己 at 23:48 | TrackBack(0) | 「イシュタルの娘」感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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