2017年04月27日

大和和紀「イシュタルの娘〜小野於通伝〜」その60感想〈BE・LOVE2017-09〉

「イシュタルの娘〜小野於通伝〜」 〈伝その60 繋がれた絆〉
大和和紀(36ページ)
「BE‐LOVE(ビーラブ) 2017年5月1日号(9号)」講談社(2017年4月15日発売)

《感想》
今回と次回は2号続けての掲載です。
コミックス最新刊15巻は5月12日発売予定。

於図の出産と、真田家の国替。
信之が於通に送った手紙は、於図の子を通じて真田分家の真田勘解由家に残された。
実際の手紙は、奉公人を雇いたいので2,3人送ってほしいことと、国替した松代もいいところがたくさんあるといいながら、絶望の嘆きを於通にだけ打ち明けている。
そのほかの残された手紙から、信政と於図の間には二人男の子がいた(上の子は早くに亡くなった)ことが読み取れる。

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BE・LOVE 2017年9号 5月1日号 [2017年4月15日発売] [雑誌]
【アマゾン】電子書籍版あり

★次回掲載は2017年10号(5月1日ごろ発売)。

「イシュタルの娘〜小野於通伝〜」大和和紀|BE・LOVE|講談社コミックプラス
(出版社公式ページ)
※第1話試し読み。最新話のダイジェスト。

BE・LOVE|講談社コミックプラス
雑誌公式サイト

《あらすじは続きへ》

《あらすじ》
江戸城の廊下で家光の実母・江与と家光の乳母・おふくが行合う。
18歳になる家光が女に興味を持たないことで江与にいやみを言われ、おふくは鬱屈を募らせる。
家光が興味を持ちそうな気の利いた若い娘として、おふくは於通の娘の於図を利用しようとする。

真田信之・信政親子が於通の屋敷を訪れる。信之は於通の話し合いで、於図を信政の正室に迎えたいと申し出る。しかし於図は女文字の教本の仕事を完成させたいと言い、於通も娘は気が強くて武家の嫁は務まらないと申し出る。
ひとまずは内内に夫婦の杯をかわし、於図は実家で子を産むこととなる。
この時の子どもは幼くして亡くなり、その後生まれた第二子が真田分家の祖となる真田信就である。

於通はおふくからの要請に、娘は真田家の息子の子を宿していて話は受け入れられないと断りの手紙を出す。
於通に軽んじられたことに腹を立てたおふくは、家光の側室探しの話のついでに、秀忠に真田家と於図の話をもらす。
秀忠は信之を呼び出し、2万石加増して上田から松代に国替しろと命じる。
8万石でも実り豊かな故郷・上田から、10万石でも山国で貧しい松代へ。
将軍家から真田家への復讐だとわかったが、苦渋を飲んで国替えを受け入れる。

真田一族が松代に移ったころ、於図が男児を生む。
信之から於通に、松代もなかなかよき所だと手紙が送られる。
於通は生まれてきた孫息子の光が弱いのを見て、長生きできない予感を持つ。

家光の将軍宣下のため、秀忠と家光が上洛する。将軍家に伴って信政も京都に来て、我が子と初対面する。
家光が三代将軍に叙せられ、秀忠が大御所となる。
関白は信尹の養子・近衛信尋(後水尾天皇の実弟)が任ぜられる。

秀忠・家光は女御和子と対面する。
和子が帝の子を身ごもったことに喜ぶ秀忠。
家光は大役を担っている妹を心配し、経費は惜しまず何でも買ってやると言う。
和子が兄におねだりしたのは「着物」だった。
於通の紹介で京の呉服商「雁金屋」が呼ばれ、数々の逸品が納められた。
新将軍の祝賀の席で、関白より上座に徳川親子が座ることに帝が反発する。

和子が女一宮(興子内親王)を出産する。
出産祝いに駆けつけた於通は、内親王が帝王の星を持っていることに驚く。多くの命の上に、女帝に立つ未来を読み取る。

《戦国時代の着物などの参考文献》
時代考証・日本文化/和服参考文献@夏貸文庫

《小野於通関連書籍》
小野於通(おののおつう/小野お通)に関する書籍

信尹の素顔と太郎姫『三藐院 近衛信尹―残された手紙から』前田多美子〈思文閣出版〉



posted by 詞己 at 01:20 | TrackBack(0) | 「イシュタルの娘」感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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