2017年08月10日

大和和紀「イシュタルの娘〜小野於通伝〜」その62感想〈BE・LOVE2017-14〉

「イシュタルの娘〜小野於通伝〜」 〈伝その62 おふくの自由〉
大和和紀(36ページ)
「BE‐LOVE(ビーラブ) 2017年7月15日号(14号)」講談社(2017年6月30日発売)

《感想》
前半はおふく(春日局)の回想。
謀反人・明智光秀の残党として肩身の狭い日々を送り、小野於通のように自分の才覚で生きていくことに憧れた少女時代。
おふくの才覚はやがて、大勢の人を傷つけ命を脅かし、於通と対立することとなる。

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BE・LOVE 2017年14号7月15日号 [2017年6月30日発売] [雑誌]
【アマゾン】電子書籍版あり

★次回掲載は2017年17号(8月12日ごろ発売)。

「イシュタルの娘〜小野於通伝〜」大和和紀|BE・LOVE|講談社コミックプラス
(出版社公式ページ)
※第1話試し読み。最新話のダイジェスト。

BE・LOVE|講談社コミックプラス
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《あらすじは続きへ》
《あらすじ》
稲葉おふくが自身の子ども時代を夢で思い出している。

明智光秀の家臣だった父の死後、母と幼い娘三人と乳母は、縁者の三条西家に身を寄せる
つらい下働きの生活の中、母は武家としての誇りと教養を娘たちに伝えようとした。

京都の町で痘瘡(もがさ)が流行っていた時、無理に使いに出されたおふくは病にかかり死にかける。生き延びたものの、顔に醜いあばたが残った。

母や妹たちが親戚に引き取られ、おふくだけが三条西家に残る。
御寮人のお供で町に出た時、輿に乗って出かける小野於通を見かける。
自分と同じ明智光秀の家臣を父に持ちながら、自身の才覚で生きる才女に憧れる。

おふくが目を覚ますと、大奥女中たちにかしずかれる生活。
数十年前の三条西家にいたころが夢のよう。

おふくは秀忠と、家光のことで相談する。
女に興味を持たない家光を心配し、いろいろな側室を用意しようと進言する。
秀忠からは、年寄(大奥女中の役職)をまとめる「大年寄」として、大奥の全権を委ねられる。

幕臣たちとの会議でおふくは、大奥大年寄として家光の正室は皇室より迎えたいと希望する。
幕臣たちは驚くが、将軍家の信任の厚い乳母には逆らえない。

おふくのもとに、元夫の稲葉正成が訪ねてくる。
自分や息子の仕官の口添えをしてもらった礼を言いに来たが、すっかり偉くなった元妻に平身低頭することとなる。

夕日を眺めながらおふくは、子どもを連れて夫のもとを去り「自由」を手に入れて泣いたことを思い出した。

おふくは側室探しを大々的に行い、次々に美女を大奥に入れた。

皇室から嫁を貰いたいと伝えられたが、後水尾帝は降嫁を断る。出家した、結婚した、婚約している、子どもだ、該当者がいないと幕府に断りを入れる。

おふくは、自分の野望に邪魔な帝に陰謀を巡らせる。

体調を悪くしている帝を和子が心配し、医者に診てもらう。
医者が脈を取ろうとすると、幕臣が帝の玉体に触ってはならぬと難癖をつける。
診察もできず、祈祷しかできないまま、帝の容体は悪くなっていく。

手だてのない和子は、於通に帝のことを相談する。

《戦国時代の着物などの参考文献》
時代考証・日本文化/和服参考文献@夏貸文庫

《小野於通関連書籍》
小野於通(おののおつう/小野お通)に関する書籍

信尹の素顔と太郎姫『三藐院 近衛信尹―残された手紙から』前田多美子〈思文閣出版〉

posted by 詞己 at 01:46| 「イシュタルの娘」感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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